脱炭素化に必要な銅は足りるのか?

概要

脱炭素化の進展に伴い、再生可能エネルギー設備や電気自動車に使われる銅の需要は急増すると見込まれています。本研究では、世界の銅需要が2015年から2050年にかけて約2.5倍に増加し、年間6,200万トンに達する可能性を示しました。地質学的には需要を満たすだけの銅資源が存在する一方、その採掘・製錬・加工に伴う炭素排出量が、将来の供給を制約する可能性があります。今後はリサイクルの推進に加えて、製造時の材料損失の削減、製品の長寿命化、社会に蓄積された銅の有効活用など、銅を生産・利用するすべての関係者による総合的な取り組みが必要であることが示唆されました。

著者

Takuma Watari, Stephen Northey, Damien Giurco, Sho Hata, Ryosuke Yokoi, Keisuke Nansai, Kenichi Nakajima

掲載誌

Resources, Conservation and Recycling, Link